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これで安全・安心!子どもに教えたいインターネットセキュリティ入門2010

2010年8月10日(火) 文●森羅マンゾー イラスト ●原田みのり

[対策編 その2]
ふだんから心掛けたいセキュリティ対策

対策編 その1]では、ぷららが無料で標準提供するセキュリティサービスを利用することにより、有害なサイトや迷惑メールによる被害を事前に防ぐ方法について見てきました。これで、子どもたちも含め、家族みんながインターネットを安全に、快適に楽しめるようになること間違いナシでしょう!

 でも、これでセキュリティの確保は終わり、というわけではありません。よりいっそうのセキュリティ向上を目指して、ほかにもできることはたくさんあります。ここでは、ふだんから心掛けておきたい簡単なセキュリティ対策をいくつか紹介することにします。

クッキーを削除してプライバシーを確保

 多くのWebサイトは、アクセスしてくるユーザーの訪問日時やユーザー名などの情報を「クッキー」と呼ばれる小さなファイルとして作成し、ユーザー側のパソコンに保存します。同じサイトを開いただけで自動的にログインできたり、以前そのサイトで設定した画面の色などが変わらずに利用できたりするのは、このクッキーの働きです。

 ただ、悪意のあるWebサイトが、個人情報を取り出そうとしてクッキーを悪用することもないとは言えません。クッキーから得られる情報には限りがあるため、あまり神経質になる必要はありませんが、気になるようなら折りを見て削除するとよいでしょう。

クッキーを削除する方法
1. Internet Explorerで[セーフティ]-[閲覧の履歴の削除]をクリック
2. [Cookie]チェックボックスをクリックしてオンにする
3. [削除]ボタンをクリック

ときおりInternet Explorerの「履歴」をチェックしよう

 Internet Explorerには、これまでにアクセスしたWebサイトのURLを、リンク一覧として記録する「履歴」と呼ばれる機能があります。これは、過去に訪れたサイトを再び簡単に開けるようにするための機能ですが、その名のとおり、Internet Explorerでどんなサイトを巡ってきたかを示す足跡であるとも言えます。

「履歴」を利用する方法
1. [お気に入り]をクリック
2. [履歴]タブをクリック

「履歴」を利用すると、パソコンのセキュリティ向上に役立てることができます。たとえば1台のパソコンを家族みんなで使っているような場合であれば、この「履歴」をチェックするだけで、家族の誰かが危険なサイトを開いていなかったかどうかを簡単に確認することができます。家族、特に子どもたちが安全にインターネットを利用できるように、ときおり履歴をチェックするようにするとよいでしょう。

マルチアカウントを利用しよう

 1台のパソコンを家族みんなで、しかもアカウントが1つしかない状態で使っている、というご家庭も多いと思います。その場合、家族全員が同じデスクトップやフォルダを利用することになるため、プライバシーを保つことができません。また、アプリケーションのインストール作業なども自由に行えるため、知らないうちに子どもが危険なアプリケーションをインストールしてしまう、といったことも起こり得ます。そんな場合はぜひ、Windowsの「マルチアカウント」機能を利用しましょう。

 1台のWindowsパソコンに複数のアカウントを作成すると、ユーザーごとに専用のデスクトップやフォルダが用意され、個人設定がほかのユーザーとは独立して保存されるようになります。これにより、家族のそれぞれが自分のアカウントを使ってログオンすると、同じパソコンを使っているのに、ほかの人とは違う自分専用の環境で利用できるようになります。

 アカウントを作成するときは、親は「管理者」に、子どもは「標準ユーザー」に設定するとよいでしょう。管理者はコンピュータに必要な変更をすべて実行できる権限を持っているので、アプリケーションのインストール作業なども自由に行えます。標準ユーザーは、アプリケーションは自由に使えますが、インストール作業などはできません。これで、子どものパソコンの利用を、ある程度制限することができます。

新しいアカウントの作成手順
1. コントロールパネルを開き、[ユーザーアカウントの追加または削除]をクリック
2. [新しいアカウントの作成]をクリック
3. 新しいアカウント名を入力し、[標準ユーザー]か[管理者]を選択
4. [アカウントの作成]をクリック

ウイルス定義ファイルを常に最新のものにしよう

 いまや、パソコンにウイルス対策ソフト(アンチウイルスソフト)をインストールするのは常識です。ウイルス対策ソフトは、ネットワークやメール、USBメモリーなどを経由してパソコンに侵入してくるウイルスを検知し、活動を始める前にシステムから隔離してくれるので、被害を最小限に抑えることができます。

 ウイルス対策ソフトは、侵入してきた疑わしいプログラムを、「ウイルス定義ファイル」に登録されているウイルスの型と比較照合し、ウイルスかどうかの判定をする仕組みになっています。コンピュータ・ウイルスは日々新しいものが生まれているため、ソフトウェアメーカーはウイルス定義ファイルを随時更新しています。

 最新のウイルスまで確実に検出するには、最新のウイルス定義ファイルをパソコンにダウンロードしておく必要があります。ウイルス対策ソフトが入っているだけでは不十分なのです。いつも、最新のウイルス定義ファイルに更新しておくように注意しましょう

対策やセキュリティサービスはもちろん、心がけが大事

対策編 その1]で紹介したぷららのセキュリティサービスは、陰でセキュリティを確保してくれる、いわば"縁の下の力持ち"のようなものです。このサービスを利用すれば、ほとんど危険な目に遭うこともなく、安全にインターネットを楽しむことができるでしょう。

 しかし、いくらぷららのセキュリティサービスが優秀でも、まかせっきりではいけません。セキュリティサービスをかいくぐって攻撃してくる有害なサイトや迷惑メールがあるかもしれないからです。

  そんなときのために、ぜひ覚えておきたいのが、この記事で紹介したインターネットの危険性と、数々の対処法です。これらは、誰もが覚えておくべきセキュリティの基本的な"作法"とも言えるもの。この基本的な作法をよく理解し、しっかりと守っていくようにしましょう。また、インターネットを利用するときは、いつ危機がおよぶかわからない、という警戒心を持つこともとても重要です。大人も子どもも、日頃からこうした心がけを徹底し、より安全で充実したインターネットライフが送れるようにしたいものです。

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