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最新OS「Windows 7」を使おう! 購入前の疑問にお答えします

2009年10月5日(月) 文●清水理史

ウィンドウ操作がより簡単に

 操作性という点では、ウィンドウ操作が改善されているのもポイントの1つです。

 たとえば、ブラウザを起動して、タイトルバーをマウスでドラッグしたまま画面の一番上まで移動させてみましょう。透明のウィンドウが最大化されて表示されるはずです。そのままマウスボタンを放せばウィンドウが最大化されます。

 同様に、右端にウィンドウを移動すると右半分に、左端に移動すると左半分にウィンドウを並べて表示できます。Windows 7では、このような「Aero Snap(エアロスナップ)」という機能によって、ウィンドウのサイズや位置を直感的な操作で変更できるようになりました。

 ブラウザで最新情報を見ながら文書を作成したいなどといった場合があるかもしれませんが、このような場合はAero Snapでウィンドウを左右に並べて表示すると作業がしやすいでしょう。

右端にウィンドウを移動したところ。このままマウスボタンを離すと、ウィンドウが右半分に表示される

 ウィンドウ操作には、もう一つ「Aero Shake(エアロシェイク)」という面白い機能もあります。Aero Snapと同様にマウスでウィンドウのタイトルバーをドラッグしたまま、文字通り、マウスを左右に細かく振ります。すると、ドラッグしていたウィンドウ以外の他のウィンドウが全て最小化されます。たくさんのウィンドウがある場合でも、1つずつ最小化する手間は必要ないというわけです。

強化されたReadyBoostでパソコンを高速化

 Windows Vistaの新機能として登場した「ReadyBoost(レディブースト)」。USBメモリーやSDメモリーカードなどのフラッシュメモリに使用頻度の高いデータを記録しておくことで、システムを高速化できる機能です。Windows 7ではこの機能がさらに強化されています。

 従来のWindows Vistaでは、1つのUSBメモリーしかReadyBoostに設定することができませんでしたが、Windows 7では複数のUSBメモリーをReadyBoostに設定することができるようになっています。

 これにより、余っているUSBメモリーを何本もReadyBoostに設定したり、USBメモリーとSDメモリーを組み合わせてReadyBoostに設定したりすることもできるようになりました。

USBメモリーなどをキャッシュとして利用し、システムを高速化できる

 Windows Vistaと違って、Windows 7はOS自体が軽快に動作する上、最近ではSSDのように高速なストレージが安く手に入るようになってきたので、あまり利用するメリットはないかも知れません。しかし、すでにお持ちのノートパソコンなどで、メモリの増設が難しかったり、ハードディスクの速度が遅かったりといった問題を抱えている場合もあるかと思います。その時は、余っているUSBメモリーなどで手軽にパソコンのパワーアップができるので試してみるとよいでしょう。

まだまだあるWindows 7の新機能

 ここまでいくつかの新機能や強化点を紹介しましたが、この他にもWindows 7にはさまざまな機能が搭載されています。そのうちのいくつかの機能を簡単に紹介しましょう。

・ライブラリ
 Windows 7では複数のフォルダを「ライブラリ」としてまとめて管理することができます。この機能を使うと、たとえばパソコン上のマイピクチャフォルダに加えて、他のフォルダに保存されている写真、ネットワークで接続されている他のパソコンの写真などをまとめてピクチャライブラリとして管理できます。

[ピクチャ]と[パブリックのピクチャ]に保存された画像を、[ピクチャ ライブラリ]としてまとめて表示させるよう設定している

・ホームグループ
 Windows 7がインストールされたパソコンが複数台ある場合、ホームグループを利用することで手軽にネットワークでのファイル共有やプリンタ共有が実現できます。難しい設定は一切不要。ホームグループに共通するパスワードを入力するだけで、他のパソコンと写真や音楽、文書などのファイルや使用するプリンタを共有できます。

Windows 7同士なら、かんたんにファイルを共有することができる

・VAN(View Available network)
 無線LANが搭載されたノートパソコンなどの場合、Windows 7なら親機への接続がとても簡単になります。タスクトレイのネットワークアイコンをクリックすると、近くにある無線LANの親機がリストアップされますので、接続先を選んで暗号キーなどを入力すればすぐに無線LANに接続できます。

近くにある無線LANの親機を一覧することができる

・メディアの共有
 Windows Media Playerのメディア共有機能を利用すると、他のパソコンに保存されている音楽を再生したり、写真を表示することが簡単にできます。また、「リモートメディアストリーミング」という機能を有効にすると、外出先などからインターネット経由で自宅のパソコンの音楽や写真、ビデオを再生することもできます。

他のパソコンに保存されたファイルを共有し、再生することができる

・XPモード
 Windows XPでしか動作しないアプリケーションを動作させるための機能。仮想化技術を利用してWindows 7上でWindows XPを動作させ、そこでWindows XP用のアプリケーションなどを利用することができます。

 ただし、XPモードを使用するには、お使いのパソコンのCPUが「Intel VT」という機能に対応している必要があります。ネットブックでは対応していません。また、エディションによっては使えません。XPモードは別途ダウンロードする必要があります。

古いソフトウェアを動かすときなどに有用なXPモード

・さまざまなコーデックを標準サポート
 DVDビデオのMPEG2などはもちろんのこと、ビデオカメラで主流になりつつあるAVCHDなど、Windows 7はさまざまな映像フォーマットに標準で対応しています。カメラから取り込んだ映像や、インターネットからダウンロードした映像なども、特に何も設定しなくても、そのほとんどを再生できます。

・LZH形式の展開やISO書き込みにも対応
 Windows VistaでサポートされていたZIP形式に加え、オンラインソフトなどで使われているLZH形式の圧縮ファイルも標準サポート。展開ソフトをインストールしなくてもLZHファイルを展開できます。また、ISO形式のCD/DVDイメージの書き込みにも標準で対応しています。

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