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今日から使える!デジタル一眼レフカメラの写真がすぐに上達する撮影ワザ

2011年7月12日(火) 写真・文●上田晃司(フォトグラファー)

デジタル一眼カメラが普及してカメラの性能もよくなりました。また、シャッターさえ押せば誰でもキレイな写真が撮れるようになりました。しかし自分が思い描く写真を撮るにはカメラ任せではむずかしいのが現実です。そこで今回はみなさんがよく撮影する「花」、「風景と人物の記念写真」、「子ども」、「クルマやバイク」、「料理」の5シーンでかっこよく撮影するためのワザを伝授します。

思い出を残す記念写真の鉄則

 旅行に行ったとき、旅先の風景と人物を一緒に記念写真を撮ると、なぜか味気ない写真になってしまいます。どうすれば人と背景をバランスよく撮影できるでしょうか。ここでは、失敗しない記念写真の撮り方をお教えしましょう。

人物を横浜の風景といっしょに撮影しました。顔が向いている方向の空間を少し空けることでその空いた空間に背景を配置できるのでバランスよく撮影できます。

絞り値 F7.1
シャッタースピード 1/640秒
ISO感度 100
レンズの焦点距離 35mm
ホワイトバランス オート

人物が向いている方向の空間を少し空けてみよう

 記念写真は、人物が中央にいる、いわゆる「日の丸構図」になりがちです。そのため、その場所の特徴である建物などが人物に被ってしまい、見えなくなってしまうこともあります。人物を画面の中央にいることで、人物と背景のバランスが窮屈になってしまいます。そんなときは、人物が向いている方向の空間を少し空けることでバランスがとれて写真の見栄えがよくなります。

人物を中央においた例です。これも悪くないのですが、顔が向いている右側をもう少しだけ空けるともっとよい感じになります。
夜景と人物をいっしょに撮る場合はスローシンクロを使いましょう
 旅行に行くとすてきな夜景と人物をいっしょに撮影したいと思うことがあります。撮影をしてみるとフラッシュが光り、人物はちゃんと写っているのですが、背景が真っ暗という方も多いはず。その原因はフラッシュの設定です。通常のフラッシュの設定では、暗い人物を明るく写すという設定になっているために背景は明るく写りません。フラッシュの設定メニュー内にある[SLOW (スローシンクロ)]に設定すると、人物も夜景もいい感じに撮影することができます。ただし、この設定では手ぶれをしやすくなりますので、できるだけ三脚を使うようにしましょう。

自由に撮影できる範囲を変更できるズームレンズを使おう

 記念撮影は、人物と背景のバランスがとても重要です。しかし、いつも写真のバランスがいいベストなポジションで撮影できるとは限りません。そのため、撮影には撮影できる範囲が決まっている単焦点レンズよりも、撮影できる範囲を容易に調整できるズームレンズを使いましょう。人物と背景とのバランスを調整しやすいので狭い場所の撮影でも楽に撮影ができます。

カメラを買うときにはズームレンズがセットになった、レンズキットを購入しましょう。このセットだけでたいていの写真は問題なく撮れます。写真はキヤノンのEOS 60Dのダブルズームキット

レンズの絞りはF5.6で撮影しよう

 記念写真を撮影する場合は、グラビア写真のように背景を大きくぼかしてしまうと、人物は浮き上がって見えますが、背景の風景がぼけていてどこの場所で撮影したのかがわからなくなってしまいます。その結果、あとで写真を見返してみると「どこで撮ったのかがわからない」といったことになってしまうことも。せっかく旅行で訪れたのであれば、記念撮影らしく背景がわかるように撮影しましょう。

 ポイントはレンズの絞り値にあります。記念撮影する際は撮影モードをAV(絞り優先)に設定し、レンズの絞り値(F値)をF5.6に設定しましょう。こうすることで人物を少し強調しつつ、背景を少しだけぼかした理想的な記念写真を撮ることができます。

↓↓ マウスを乗せてください(画像が変わります) ↓↓
絞り値をF1.8で撮影すると背景がぼけすぎて、どこで撮ったのかがわかりません。F5.6に設定すると背景が適度にぼけつつ、どこで撮影したかは明確です。
マウスを乗せていない写真:F1.8
マウスを乗せた写真:F5.6

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