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本当に便利!0(ゼロ)からわかるPDF

2011年2月8日(火) 文●相澤裕介

 皆さんはPDFという言葉を耳にしたことがありますか? Webサイトを閲覧しているときに、「PDF」という言葉やPDFのアイコンを見かけるケースも多いと思います。PDFは文書や冊子などをファイルとして保存したもので、もはやインターネットの必需品ともいえる存在です。とても便利なので、ぜひ使い方を覚えておきましょう。

PDFって何?

 PDFの使い方を説明する前に、「そもそもPDFとは何なのか?」を簡単に解説しておきましょう。PDFはAdobe Systems(アドビ システムズ)が開発したファイル形式で、文字や画像などの情報を『元のレイアウトのまま』表示・印刷できるのが特長です。もっと簡単に言えば、「紙の書類や冊子をパソコンで利用可能なファイルにそのまま変換したもの」、これがPDFであるといっても大きな間違いでないでしょう。

 PDFを閲覧するには「Adobe Reader」という無料のソフトウェアが必要になりますが、一度インストールを済ませてしまえば、チラシやポスターのように1枚の用紙の文書も、数百ページにも及ぶ書籍やカタログも、自由自在に閲覧できるようになります。すでにパソコンを買ったときにインストールされている場合もあります。以下にPDFの主な特長をまとめておくので、こちらも参考にしてください。

■閲覧するときの特長

パソコンのソフトウェアに依存しない
 文書を作成したソフトウェアに関係なく、「Adobe Reader」さえあれば、すべての文書(PDFファイル)を閲覧できます。

スマートフォンでも閲覧できる
 WindowsやMac、Linuxといったパソコンはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンでも、PDFを閲覧できる環境であれば文書を同じように閲覧できます。

元の文書のデザインやレイアウトのまま表示・印刷できる
 元のデザインやレイアウトのまま、プリンターで文書を印刷することが可能です。また、文書に使用されているフォントと同じフォントで表示や印刷が行えます。

■配布するときの特長

ファイル容量を調整できる
 文書をPDFファイルに変換するときに画像品質を指定できます。そのため、メールなどで送信するための容量が小さいPDFファイル、印刷のための容量が大きいPDFファイル、といった具合に用途に合わせてPDFファイルの容量を調整できます。

PDFの活用例
用途 主な配布元の例
カタログ、パンフレット メーカーや企業のWebサイト
マニュアル メーカーのWebサイト、製品に付属するCD-ROM
チラシ スーパーなど店舗のWebサイト
路線図 鉄道・バス会社のWebサイト
ニュースリリース 企業のWebサイト
統計資料、白書など 省庁のWebサイトなど
明細書など 携帯電話の支払いや銀行、クレジットカードの利用履歴など
伝票、手帳、カレンダー、のし紙、ラベル、五線譜、ペーパークラフトなど テンプレート配布サイトなど
PDFファイルは、パソコンだけでなく、iPadやスマートフォンなどでも閲覧できます。
なんでWordやExcelのファイルじゃダメなの?
 文書をインターネットで配布する方法としては、WordやExcelのファイルをWebサイトに公開する方法も考えられます。ただし、この場合は閲覧する人の環境を限定してしまうことが問題となります。たとえば、Wordの文書ファイルを閲覧するには、使用している人のパソコンにWord(あるいはWord Viewerなど)インストールされている必要があります。文書を作成したときと同じソフトウェアか、それを開く環境がないと文書を閲覧できません。

広く普及しているWordやExcelならまだしも、他のソフトウェアで作成した文書ではこれが大きな問題となります。特にカタログやマニュアルなどは、デザイン専用のソフトウェアで作成されている場合が多く、その文書ファイルを公開しても、ほとんどの人が内容を閲覧できないのです。そこで、PDFファイルに変換してから公開されていることが多いのです。PDFなら誰でも「Adobe Reader」で手軽に文書を閲覧できるので、ソフトウェアの有無による問題は起きません。
そのほか、PDFファイルにパスワードを設けて、文書の修正を禁止する機能も用意されています。「安易に変更できない」という点も、ビジネス用途でPDFが広く利用されている理由になっています。

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