トップページ > 全記事一覧 > デジタルのチカラフォトレタッチで美しい顔に変身する! 前編
気軽に撮れて数だけは増えていくデジカメ写真ですが、撮ったらそのままという人も多いのではないかと思います。デジカメ写真の強みは何といっても補正ができること。今回は、証明写真を例に、フォトレタッチでどこまで人の顔は補正できるのか、伊勢丹写真室さんの協力のもと、探っていきます。
アナウンサーやフライトアテンダント志望の女性に人気の写真室があるらしい
最近、証明写真って、撮りました? 私事で恐縮ですが、自分は父親似だと思っていました。しかし、証明写真を近所の写真館で撮影してもらい、そのできあがりを見て「私は母親似ではないか!」と驚嘆の声を上げました。目元と輪郭の修整されたその写真は、母親似の顔になっていたのです。
その日を境に、自分の顔が父親から母親の顔にモーショングラフィックス(あるものからあるものへ変化していく様子を動画にしたもの)していることに初めて気づいた18の冬でした。
そんなことに気づかせてくれる写真館が街から姿を消した地域もあるのではないでしょうか。一番大きな原因は、街の「3分間写真」のせいでしょう。気軽に撮れて、安くて、すぐに仕上がる。ましてやパスポートなどの証明写真もOKなのですから。
しかし、3分間写真を敬遠する人もいます。それは「就活」中の女性たち。百年に一度といわれる不況下、なかなか就職先も見つかりません。そこで、少しでも人事の方から好印象を得るために、履歴書の写真は専門の写真館で撮影するとか。
やはり、人間、第一印象が大切ですからね。このあとの人生を決めかねない就職に、「最善」を尽くす。彼女たちは、少しでもよく自分を撮ってもらうために写真館に駆け込むそうです。
そんな写真館のなかで、アナウンサーやフライトアテンダント志望の女性がよく利用する写真館があるそうです。何が彼女たちを引きつけているのか知りたくなり、人気の「伊勢丹写真室」を訪ねてみることにしました。
撮影だけでなく、デジタル処理を利用した仕上がりに定評のあるこの写真室。はたして履歴書に貼りつける写真として、3分間写真とどのくらい違うのでしょうか。

- 写真のしあがりのよさに定評のある伊勢丹写真室
伊勢丹写真室
http://www.isetan-photo.co.jp/
伊勢丹写真室に行ってみよう
- 受付
伊勢丹写真室は新宿の伊勢丹百貨店群の一角にあります。受付では、銀行のように受付番号をもらって待ちます。入学・卒業・七五三などのピークシーズンではなかったのですが、受付には多くのお客さんが。
出迎えてくれたのは専務取締役の堀祐介さん。この場所で昭和20年から営業している老舗の写真館だそうです。
- 準備と撮影
さっそくスタジオに入って撮影の準備。カメラマンは女性の宮野さん。編集部員を椅子に座らせ、照明をセットします。編集部員の服装を整え、髪の毛をチェックし、本人に鏡で確認してもらいます。



- 服装や姿勢をチェックして、髪の毛を整える。はねている人が多いとか
いよいよ撮影に。肝はライティング
準備が整ったら撮影開始。通常、4~5カット撮影します。宮野さんは、準備段階もそうですし、撮影中も適度にお客さんに話しかけます。
「やはり、撮影となるとお客様は緊張なされるので、少しでも和らいでいただければ」
と、宮野さん。よい写真を撮るには、カメラの技術だけではなく、コミュニケーションが大事なようです。3分間写真のように孤独じゃないのですね。
また、編集部員に後から聞くと、「カメラマンが女性だったのがうれしかった」そうです。やはり女性同士の方が何かとやりやすいようで、質問も気軽に聞けたといっていました。
「証明写真をお撮りになるお客様には、髪の色やシャツのシワなどに気をつけていただいています」。なるほど、ごもっともです。証明写真を撮る場合は、身だしなみにも要注意です。
また、ライティングに最も力をいれるそうです。照明を明るくして肌のシミやホクロをとばしたり、顔にメリハリがつくようにします。


- 宮野さんの適度な「話しかけ」によって、少し緊張のほぐれた編集部員からは自然な笑顔が浮かぶ
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