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どこまでが「顔」?デジカメの顔認識のしくみに迫る! 前編

2009年6月29日(月) 文●クロックワークス

 すっかりデジタルカメラについていて当たり前の機能になってしまった「顔認識機能」。顔を検出してくれて、そこにピントや露光をあわせてくれるので、きれいな写真が撮れる。でも、デジカメにとって人間の「顔」ってどうやって判断しているの? 今回は、そんな疑問に迫ります。

※本記事では、顔認識機能としてCanon のデジタルカメラ「IXY DIGITAL 110 IS」のフェイスキャッチテクノロジー笑顔検出機能としてSONY の携帯電話「Cyber-shotケータイ SO905iCS」のスマイルシャッターLiteを使用しました。あくまで編集部で検証した結果であり、各メーカーが保証する内容ではありません。また、本文中の画像に表示されているワクや線は、後から合成したものです。実際にデジタルカメラの液晶画面に表示されるものとは異なります。

どんな顔が顔認識される?

 最近のデジカメには、よく「顔認識」機能が搭載されています。これは、人物の顔を見つけたら四角い枠が表示され、そこにピントがあうという便利な機能です。この機能さえあれば、後ろの時計台にピントがあうこともなく、撮影を頼まれても笑顔で引き受けられます。

 しかし、この「顔認識」、ふと疑問に思うのは、「どうやって人の顔だとデジカメが認識するのか」ということです。きっと何かすごい秘密が隠されているのでしょう。

 そこでいろいろな実験をしてみることにしました。使ったのはCanonの「IXY DIGITAL 110 IS」というデジカメ。実売2万円前後のファミリー向けです。どんな顔をしていると、顔と認識するのでしょう。都内の遊園地で、子供にお願いして、まずは普通に撮ります。すぐに四角い枠が表示されて顔と認識。まずはほんの小手調べといったところです。

090630_001.JPG
ごく普通の記念撮影。すぐに顔認識される。ちなみにTシャツに描かれたセイウチの顔は認識せず

 で、今度は「変な顔して」とリクエスト。子供は「いち、にい、さ~ん」とナベアツのギャグで変な顔に。しかーし、簡単に顔認識しました。怒った顔、笑った顔と百面相しても大丈夫みたい。顔が崩れても、認識するようです。

 じゃあ、体があっても顔を隠すと認識しないかも。「あそこに売っているお面をかぶって撮ろうか」というと、子供は一言、「無理」。小学4年生はもう戦隊ものは卒業のようです。つい何年か前は、5色の戦隊ヒーローが戦うショーを「がんばれ!」と大声を張り上げて応援して、戦闘員に襲われそうになると思いっきり泣いたというのに......。

090630_002.JPGのサムネール画像
変な顔1:ギャグをいった時の口が崩れた顔。認識される
090630_003.JPG
変な顔2:顔のパーツをひっぱったり......
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変な顔3:ブタ鼻にしても......認識される

 お面はあきらめるとして、もしやデジカメは目や鼻、口があることを検知して顔認識しているのではと、光明を見いだし、いわずと知れた「見ざる」、「聞かざる」、「いわざる」のポーズをリクエスト。これには渋々つきあってくれました。すると、何と耳や口を隠しても顔認識されたのに、目を隠すと顔認識しないではありませんか!「目だ!」目を見つけているんだと、世紀の大発見のように大喜び。

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小学生版「いわざる」......。
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「聞かざる」......。耳と口を隠しても顔認識される
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「見ざる」。あ! 目を隠すと、認識されない!
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