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デンキをください!ビジネスマンよ、街中で電源を確保せよ 前編

2009年9月14日(月) 文●クロックワークス

 小型・軽量化されたネットブック。バッテリーも日々技術が進歩し、駆動時間7~8時間、あるいは10時間を謳い文句にしている機種も。とはいえ、なかなかスペック通りの時間は持たないもの。ビジネスマンにとって、出張や一日外回りでは、バッテリーの持ちが命取りになることも。そこで、街中で電源を確保するにはどうすればよいか、探ってみた。

新幹線で長距離移動する場合は?

 ノートパソコンのバッテリーで一番気になるのは、長距離を移動したり、出張をしたりする時だ。行きの新幹線や飛行機の中にノートパソコンを持ち込んで、今日の打ち合わせの準備や資料作りをする。しかし、途中でバッテリー切れとなってしまったら......。

 そこでまず、電源コンセントのついた新幹線を調べてみた。

電源コンセントを設置している新幹線
鉄道会社名 新幹線名
JR東海 N700系
JR西日本 N700系
JR九州 つばめ800系

  N700系の新幹線では、電源の心配は無用。グリーン車には全席にコンセントを設置されている。これで一安心。

N700系のグリーン車に設置された電源コンセント(資料提供:JR西日本)

 でも、普通車両はどうなの? 窓側と最前列にしかない? しかも窓際の電源コンセントは1つ......。これが現実だ。

 ある企業では「グリーン車で出張は部長以上」だとか。しかもこのご時世、ごくフツーのビジネスマンは、グリーン車なんて使えず、指定席までだ。

 そこで新たなビジネスマナーとして、「通路側の席に座った人は『ちょっとデンキいいですか?』と、一言断ってからコンセントに差す」っていうのが確立しそうだ。また、ビジネスマンの出張アイテムの定番として、ひとつのコンセントを複数で使うために三つ又ソケット、それに窓側からの距離を考えて2m程度の延長コードが加わることになる?

指定席のコンセント(上下とも資料提供:JR西日本)

コンセントはみんなで使ってよいもの?

 実際のところ、コンセントを共用するのはどうなのだろうか。JR西日本に問い合わせてみた。

「コンセントは窓側のお客様のための設備なので、複数でのご使用はご遠慮願っています」(JR西日本)

 しかし、今度はJR東海に聞いてみると

「定格電圧を超えなければ、マルチタップを使用していただいてもかまいません。また、複数でのご使用は、お客様同士のコミュニケーションにお任せします」(JR東海)

 とのこと。会社によって認識や対応は変わるようだ。

 学生の頃、帰郷するたびに、こんなにすいている車内なのに、なぜサラリーマンは通路側に座るのだろうと不思議に思っていた。それはただ単に自分が子供だっただけで、トイレなどをはじめ、途中で降りることなどを含めて考えると通路側が便利なのだ。ビジネスマンは毎回出張のたびに「今日は富士山がきれいかな」なんてことは気にしないのだ。しかし、事情は変わった。これからのビジネスマンはコンセント奪取のため、窓側で指定をとるかもしれない。トイレをとるかデンキをとるか、それが問題だ。

 他の新幹線では、九州新幹線つばめ800系の各車両最前列と窓際(1両につき8席)にコンセントがある。また、JR東日本とJR西日本のいくつかの駅の待合室にも電源コンセントされている。

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