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アオキがいく!ビジネスにおけるスマートなメール術 前編

2009年8月10日(月) 文●大澤文孝 イラスト●まそ

メールの宛先は必ず確認しよう

 メールを送るときに注意したいのが「宛先」。送信してしまえば、もう、取り戻すことができません。[送信]ボタンをクリックする前に一息入れて、[宛先]が正しいかどうかを、よく確認しましょう。

宛先を直接入力しない

[宛先]は、できるだけ「アドレス帳」から入力するようにします。

 直接入力すると、打ち間違いが発生するだけでなく、オートコンプリート機能によって、ほかの人のメールアドレスが自動入力されてしまう危険があります。

 宛先欄では、「@」以降の企業名もよく確認し、同姓同名の他社の人に、間違って送らないようにしましょう。

メールアドレスが自動補完されている。同じ山下さん(yamashita@example.com)でも、うっかり違う山下さん(yamashita@example.jp)にメールを送ってしまう危険性がある

案外間違いやすい[差出人]

 会社のメールをプライベートな個人用のメールアドレスに転送し、自宅や外出先でもメールを読めるようにしている人もいることでしょう。

 しかし、転送された環境で返信すると、差出人のメールアドレスに、プライベートなメールアドレスが表示されてしまいます。個人用のアドレスへの転送は、読んで確認するに留め、返信しないようにするのが無難です。

 ただ、ネットブックなどを使って、外出先でも会社と個人のメールを送受信している人もいるかと思います。

 ほとんどのメールソフトでは、差出人を複数設定できます。プライベートなメールアドレスだけでなく会社のメールアドレスも登録しましょう。切り替えて使えば、会社のメールアドレスを使って返信できるようになります。

あらかじめ、[ツール]メニューから[アカウント]を選択し、メールアカウントを複数登録することができる
[差出人]を選択できるようになる

「CC」「BCC」「全員に返信」を使いこなそう

 同じ内容のメールを、複数人に送信したいときは、主たる受取人を「宛先」に記載し、それ以外は「CC」または「BCC」に記載します。

・CC
 メールアドレスが受信者から見えます。つまり、ほかの誰に、このメールが同報送信されたのかがわかります。

・BCC
 メールアドレスが受信者から見えません。つまり、このメールが同報送信された相手がわかりません。

[宛先]には、主たる受信者を記載し、[CC]には、同報受信者を記載する。これらは、すべての受信者から見える。主たる受信者と[CC]の受信者に見せたくない同報受信者を[BCC]に記載する
Outlook ExpressやWindowsメールでは、標準では[BCC]の欄が表示されません。[BCC]の欄を表示するには、[表示]メニューから[すべてのヘッダー]を選択します。

「CC」と「BCC」を使い分ける

「CC」と「BCC」の大きな違いは、「その人に送ったことがわかるか否か」という点です。主に、次のように使い分けます。

・CCを使うとき
 互いに知っている関係者同士がやりとりするときに使います。

 たとえば、同じ取引先の関係者全員に送りたいときや、自分の同僚や上司にも送っておきたいときなどです。

 CCを使うときは、「○○様 CC: ○○様、○○様」といったように、ほかの誰に送信しているのかを本文に記載するのが慣例です。そうしておくと、受け取った人は、ほかの誰に送ったのかがひとめでわかります。

CCで宛先を指定する場合は、本文にも誰に同報したのかがわかるように記載すると親切です

 ・BCCを使うとき
 見知らぬ相手にメールを同報で送信したいときや、こっそり誰かに送っておきたいときに使います。

 たとえば、自社製品のリリースや懇親会の案内を不特定多数に送りたいといった、いわゆる「ダイレクトメール」が、その典型的な使い方です。

 BCCを使えば、互いのメールアドレスが見えないので、ほかの誰に送信したのかを隠すことができます。

 BCCを使うときには、「BCCにて失礼します」という断り書きを本文に記載する慣例があります。これは、「本来は、ひとりひとりにメールを書くべきところを、たくさんの人に同じ文面のメールを送るという手抜きをしてしまってすみません」という意味を表すために用いられます。

「返信」と「全員に返信」の違いとは

 メールに返信するときには、[返信]と[全員に返信]のいずれかが選べます。下の画面のように、それぞれ宛先が変わります

[返信]の場合、差出人にだけ返信します。言い換えると、返信メールの作成時に、元のメールに書かれていたCCは、取り除かれます
[全員に返信]の場合、差出人に加えて、CCの人にも返信します。言い換えると、返信メールの作成時に、元のメールに書かれていたCCが、そのままコピーされます

 たとえば、自分以外に上司や同僚といった関係者にCCされているメールへの返信には、[全員に返信]を使うようにします。そうすれば、関係者に自分が返信した経緯を伝えることができ、業務がスムーズに進みます。

 なお、元々のメールにCCが記載されていないときは、[全員に返信]と[返信]は、同じ動作になります。

宛先やCC、BCCの最大数は?

 ぷららで、宛先やCC、BCCに指定できるメールアドレスの数は、合わせて最大100アドレスまでです。ただし、利用しているプロバイダによっては、それ以上のアドレスを指定できることもあります。

勝手に同報を増やさない

 もらったメールに返信するときには、勝手に他人のメールアドレスを追加することは避けましょう。

 メールはあなたに向けて送信されたものです。他の人に読んでもらいたくないかも知れません。

 業務上、自分の上司や同僚などを追加するのはかまいませんが、相手が知らない人を勝手に「CC」や「BCC」に加えることは、不快感を与えます。それどころか、大事な情報が、本来知るべきではない人間に知られる可能性もあります。

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メールなんて簡単だって!

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