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手持ちのコンパクトデジカメでもOK! いつもの写真が変わるちょっとした撮影ワザ

2011年11月15日(火) 写真・文●上田晃司(フォトグラファー)

 普段、お手持ちのコンパクトデジタルカメラで撮影する写真は、アングルなどちょっとしたコツを覚えておくだけでだいぶ変わります。今回は、記念写真や花、子供、料理、ペットなどを例に、今日から使える撮影テクニックを解説します。

花を色鮮やかに美しく写すには
・花
撮り直しできない貴重な成長記録を写すには
・子供
大好きなペットをもっとかわいらしく写すには
・ペット
ブログにアップする料理やデザートを美味しそうに写すには
・料理
暗くなりがちな夕景や夜景を鮮やかに写すには
・人物の入った記念写真

花を色鮮やかに美しく写すには

 コンパクトデジタルカメラはマクロ撮影(接写撮影)に強く、花や小物を撮影するのに向いています。しかし、花を思い通りに鮮やかで見栄え良く撮影するにはちょっとしたテクニックが必要です。まずは、花の美しい撮り方を解説します。

 最近のコンパクトデジタルカメラにはシーンを自動認識する機種が多く、花を撮影するには基本的に知識はほとんど必要ありません。しかし、アングルを決めるにはちょっとしたアイディアが必要です。花を撮るとなるとほとんどの方が、花を上から撮影しています。しかし、ちょっとアングルを変えて花と空などの背景が写るように撮影してみましょう。同じ花でもガラリとイメージが変わります。

失敗例
このように、上から撮影している写真が多いのではないでしょうか?
成功例
空を入れると、雰囲気ががらりと変わります。また、背景を入れることで、時間が経ってもどこで撮影した花なのかが一目瞭然です。
失敗例
やはりこちらも平凡なアングルになっています。
成功例
遠くの建物を入れることで、写真が見違えました。

順光で撮影し、自分の影に気を付ける

 さらに、花を撮影する時の注意点を覚えておきましょう。花を色鮮やかに撮影するには太陽が撮影者の後側から当たるいわゆる「順光」が最適です。しかし、順光で撮影する場合、撮影に夢中になってしまいつい花に撮影者自身の影が写り込む場合があります。そう言った場合は、花の色が出づらくなるので撮影時は自分の影に気を付けましょう。

失敗例
順光で撮影していますが、撮影者の影が写り込み、花の色があまりよく出ていません。
成功例
自分の影が入らないように撮影すれば、このように花の色がくっきりと現れます。

もうワンランク上の撮影に挑戦するには

 他の人よりもワンランク上の写真を撮影するには、オートではなく撮影の自由度が高いマニュアル撮影モードに挑戦してみましょう。オススメのモードは「絞り優先モード」です。絞り優先モードを使えば、絞り値を調整することで花の背景をボカし強調することができます。

絞り優先モード(Avモード)に設定するには、「Av」などにモードダイヤルを合わせます(キヤノンPowerShot S95の場合。以下同様です)。

 作例を見ても分かるように、F8.0で撮影した花よりも、F2.0で撮影した写真のほうが背景がボケて立体感が出ています。絞り値が小さいほど、ボケの量が多くなります。撮影する際は、絞り開放(もっとも小さい絞り値を設定した状態)付近で撮影するように心がけましょう。

絞り値を小さくしていない例(F8.0)
絞り値を小さくした例(F2.0)
F8.0よりも、F2.0の方が、背景がボケて、花が際立っています。
花を色鮮やかに美しく写すためのまとめ
・花だけを写すのではなく、背景を活かして撮影しましょう
・花を鮮やかにするには、自分の影に気を付けましょう
・背景をボカすには、絞り優先モードを使って絞り値を小さく設定しましょう

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