トップページ > 全記事一覧 > これだけは知っておきたい!年賀状のお作法Q&A
年賀状の裏面はどう書けばいいの?
年賀状の裏面は、あなたの個性が発揮できる場所。思い思いのアイデアで自由にレイアウトしましょう。もちろん、「はがきデザインキット」を使えば、ひと手間かけるだけで美しく見映えのよい裏面が作成できます。ただし、あまりに自由奔放にデザインした結果、年賀状としての体裁までもが崩れてしまっては意味がありません。ここでは、年賀状の代表的な構成を紹介し、注意すべきポイントについて説明します。
以下に掲げる構成要素は、原則的にはすべて入れるべきものです。出す相手によってはいくつか要素を省略してもかまいませんが、年賀状らしくするには、最低でも「賀詞」、「図柄」、「年号・日付」は入れたいところ。これに「指導の依頼」を加えれば、かなり体裁が整うでしょう。
■賀詞
新年を祝う言葉です。メインの部分なので、できるだけ大きく書きます。「謹賀新年」、「賀正」、「明けましておめでとうございます」、「新春のお慶びを申し上げます」など。
■お礼
これまでお世話になったことに対するお礼です。「旧年中はたいへんお世話になりました」、「旧年中はご高配にあずかり誠にありがとうございました」、「昨年は公私ともにお世話になり、ありがとうございました」など。
■繁栄祈願
相手の健康や繁栄を願う言葉です。「本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます」、「みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます」「皆様のますますのご繁栄を祈念いたします」など。
■指導のお願い
今後の指導や支援をお願いする一文です。「本年もどうぞよろしくお願いいたします」、「今年も旧年同様よろしくお願いいたします」「本年も変わらずご交誼を賜りますようお願いいたします」など。
- 文面のチェックポイント
- 文面を書くときは、読み手への思いやりを忘れないように。「体調が悪い」「商売が思わしくない」など、年頭から気分が落ち込むような言葉はやめて、前向きな言葉を選びましょう。「離婚しました」ではなく「花の独身になりました」というように。また、先方の幸運を願ってのことであっても、「今年は結婚を」、「赤ちゃんを」などは相手が負担に感じることもありますから、ご用心。
■年号・日付
「平成24年元旦」、「平成24年1月1日」、「2012年1月1日」など。なお、「元旦」は「1月1日」という意味なので、「平成24年1月元旦」という表現は誤りです。ご注意を。
■図柄
新年の干支を表す絵や、家族の近況を表す写真などを入れます。自分で描いた絵や毛筆で書いた書(しょ)をスキャンして取り込むのもよいアイデアです。なお、おつきあいの程度にもよりますが、会社関係など公的要素の強い相手の場合には、個人的な写真(子どもやペットの写真など)は入れないほうが無難です。
■差出人情報
表面に入れない場合は、裏面にしっかりと記載します。このとき郵便番号を忘れやすいので注意しましょう。
- 手書きのコメントの効用
- ひと筆でいいので、手書きのコメントも忘れずに添えましょう。相手が目上の方や上司であればなおさらです。全部が印刷のみの年賀状は、どんなに制作に苦労しても、相手には流れ作業の大量生産という印象を与えてしまいがち。印刷された文字と手書きのひと筆とでは、読み手の姿勢がまったく違うのです。ソーシャルメディア全盛期の今だからこそ、手書きの底力が光る、というわけですね。
喪中欠礼状の作法
私たちの生活は、楽しいことやめでたいことばかりの連続ではありません。意図しない不幸に襲われることもあります。喪中欠礼状は、そのようなときに使われる連絡手段の1つ。ここでは、自分が喪中欠礼状を書く必要がある場合や、逆に相手から喪中欠礼状が届いた場合などにどう対処すればよいかについて、Q&A方式で紹介します。
[Q]喪中欠礼状はいつ出せばいい?
[A]自分の配偶者、父母、祖父母、兄弟、子ども、孫などが亡くなった場合は、「喪中なので、翌年の年賀状は(こちらから)出せません」という意味を表す「喪中欠礼状」を出します。喪中欠礼状を受け取った相手は、その差出人(つまりあなた)にも年賀状は出さないのが普通です。そのため喪中欠礼状は、相手が年賀状を準備し始める12月初めまでには送る必要があります。
[Q]喪中欠礼状の文面はどのように書けばいいの?
[A]「祝」、「慶」、「寿」、「賀」といっためでたい文字を使ってはいけません。「拝啓」などの頭語や「敬具」などの結語も不要です。また、普通は近況報告も書きません。ちなみに、「はがきデザインキット」では喪中欠礼状のテンプレートが用意されています。
- 故人の情報は詳しく
- たまに、「喪中につき、年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます」とだけ書かれた、あまりにも簡単すぎる欠礼状をいただくことがあります。しかし、賀状を交換するほどの近しい方なら、「誰が」亡くなられたのか、多かれ少なかれ心配するもの。「誰がいつ亡くなったか」と「(自分から見た)故人の続柄」は、忘れずに記載するようにしましょう。
[Q]喪中欠礼状を受け取ったときは?
[A]喪中欠礼状が届いたときは、その差出人に年賀状を送らないのが普通です。この場合、ただ年賀状を送らないことで済ませてしまう人も多いようですが、なるべく「寒中見舞い」などで返礼することをお勧めします。寒中見舞いは形式の制約がないので、故人へのお悔やみを示すのにも、またこちらの近況を報告するのにも利用できます。寒中見舞いには、年賀はがきは使えないので注意してください。
[Q]相手が喪中なのに年賀状を出してしまったときは?
[A]喪中欠礼状をいただいていた相手に年賀状を出してしまった場合は、すぐに電話かはがきでお詫びを入れましょう。また、相手が喪中なのを知らずに年賀状を出し、あとでそのことを知った場合は、お詫びをひと言添えて寒中見舞いを出すとよいでしょう。
[Q]こちらが喪中なのに年賀状が届いたときは?
[A]自分が喪に服しているときに相手から年賀状が届いた場合は、喪中である旨と年賀状をいただいたお礼、さらに連絡が行き届かなかったお詫びも添えて寒中見舞いを出すとよいでしょう。
もらってうれしい年賀状とは?
これまで、「はがきデザインキット」の具体的な使い方から、年賀状にまつわるさまざまな作法に至るまで、年賀状のあらゆる面について紹介してきました。いかがだったでしょうか? 最後に、年賀状を作る際にいちばん大切なことは何かについて考えてみることにしましょう。
年賀状を作ろうというとき、どんなことを思うでしょうか? おそらく、目を引くデザインにしよう、面白い写真を載せよう、気の利いた文章を書こう、といった狙いを持って取り組むのではないでしょうか? しかし、このような点ばかり気にしていると、意外にもつまらない作品になってしまうことが多々あります。その理由は、ものごとを「送る側」の視点でばかり見ているからです。
そうではなく、「受け取る側」のことをちゃんと考えてください。それには、相手の顔を思い浮かべるのがいちばんです。そして、その顔が笑顔になるような言葉を探してください。うまくできたら、あとはその言葉を文字にするだけです。これで、その年賀状は間違いなく「もらってうれしい」ものになることでしょう。
- 被災地への年賀状
- 今年は大きな災害が続きました。被災した方への年賀状には特に悩みます。心に余裕がない状況で、「おめでとう」が受け入れられるものかどうか。では、その言葉を「新年のご挨拶を申し上げます」に差し替えてはどうでしょうか。そして、相手の状況を思いやり、一日も早い立ち直りを祈りながら、真心のこもった言葉を添える......年賀状に乗せたその思いは、きっと被災された相手の心にしっかりと伝わるはずです
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